はじめに、会員団体および関係者の皆様におかれましては日頃より三重県精神保健福祉会(さんかれん)に、ご支援とご協力を賜り、心より感謝を申しあげます。

さて、当会は本年8月で結成55年を迎えようとしています。

障害者自立支援法がされた平成18年4月以降、「特定非営利活動法人三重県精神保健福祉会」として、精神保健福祉推進をはじめ、地域住民に障がい者への理解を深め、県下各地を回り大会(さんかれん)等にて啓発活動を主に行い「誰もが地域で安心して生活できる環境作り」を目的に活動を行っています。

現在、私たち家族会は、

  • さんかれん精神保健福祉研修会――当事者との甲虫を通じて普及啓発。 
  • 家族による家族電話相談――家族相談員による電話相談・面接相談。
  • 住宅入居保証人――保証人(身寄り)がなくアパートに入居できない当事者の支援。    

上記の活動を行っていますが、私たち家族会も高齢化が進み、当会がこれかも存続するために、新事業の設立を模索しています。

例えば、障がい者への支援として、就労支援事業、雇用契約を結ぶことなく、自分の体調や体力に合わせて利用できるので、障がい者、高齢者などの中でも生産活動や社会参加を行うことができる就労支援事業等を考えています。

「地域とともに歩む精神保健福祉へ」の実現に向けて、当事者やその家族、支援者、地域住民も参加が可能な、開かれた活動ができるよう心がけ精神障がい者の医療福祉施策向上のために県内の家族会が一丸となって、だれもが安心して生活ができる明るい社会作りに努めていく所存です。

    2023年1月

           特定非営利活動法人 三重県精神保健福祉会
理事長 山 本 武 之