2020年度はコロナ禍で、先の見通せない状況が続き、さんかれんのイベントにとどまらず、全国で「ふれあい」の場が中止・延期をよぎなくされました。

 2021年度の「さんかれん研修会」も1月の感染者急増が続くようでは明るい予測ができません。この機会(ステイ)に家族会の歴史・精神保健福祉について、充電できればと考えております。

 私たち家族は精神分裂病(統合失調症)という病名と「怖い・何するかわからない」という偏見・差別のなかで家族同士が支え合うことを大切に手をつないできました。

 平成18年に自立支援法(後の福祉支援法)が成立して、「三障害一元化」に大きく前進するはずでした。しかしながら、雇用促進法の中で雇用義務化された現在も精神障がい者=「何するかわからない」という偏見・誤解はいまだに根強く残っており、アパートの入居を拒否されたり・ツアー旅行の申し込みを拒否されたり・不審者として通報されたり—-まだまだ統合失調症(精神分裂病)に対する理解が広がっていると言えません。

このような状況の中で私たち家族会(さんかれん)は

  • さんかれん精神保健福祉研修会—-当事者との交流を通じて普及啓発
  • 家族による家族電話相談—-家族相談員による電話相談・面接相談
  • 当事者の就労実習—-三重県庁内での就労実習(2020年度はコロナ禍で未実施)
  • 住宅入居保証人—-保証人(身寄り)がなくてアパートに入居できない当事者の支援

のような普及啓発事業・相談支援事業・就労支援事業・生活支援事業を今後も続けていきたいと考えています。

 2021年度のさんかれん大会(精神保健福祉研修会)は6月に桑名市で開催予定です。

 私たち・さんかれん(三重県精神保健福祉会)は三本柱の活動(支え合うこと・学習すること・活動すること)を中心に据えて、身体障がい者・知的障がい者に比べて2歩も3歩も遅れている精神障がい者の医療・福祉施策向上のために努力していく所存です。

    2021年3月

           特定非営利活動法人 三重県精神保健福祉会
理事長 山 本 武 之